2013年7月20日 二ツ森(秋田県八峰町)に登った。

●秋田県の白神山地世界遺産二ツ森に登った。青森市から車で4時間近くかかる。登り口は遺産登録のきっかけとなった青秋林道中止の地点だ。

●東京在住の時、今から20年以上前になる。初めて白神山地に登ったのが、二ツ森だった。案内者に助けられて何とか登った記憶があるが、今日登ってみたら、片道1時間弱の短い行程だったことに驚いた。

●二ツ森の森は、純林に近いブナ林が続く。下層はチシマザサで典型的な日本海側のブナ林だ。巨木が見られたが、大方は直径30㎝に満たない。それでも、厳しい気象条件のため、樹齢は100年近いのではないか。今年のブナの実は大豊作だ。

●天候に恵まれ、白神岳、向白神岳をはっきり見ることができた。ただ、頂上は灌木が伸びて見通しがきかなくなっている。写真は途中から写したもの。

●本日の新しい出会いその1。センジュガンピ(ナデシコ科)。青森県では稀産種。花の白さが際だっている。

●本日の新しい出会いその2。ムカシブナ。現在生育する多くのブナは、葉脈が鋸歯の凹んだところに伸びているが、ムカシブナは凸の部分に伸びる。秋田県内ではここを含め3箇所で見られる。居合わせた地元の方が案内してくれた。