2008年7月6日 太夫峰に登った。

●太夫峰(たゆうみね)は、白神ライン一ツ森から向白神岳へ向かう稜線に位置する、標高1,163mの山である。入山者数は198人で(H19年度)、暗門の滝52,323人、白神岳4,476人に比べて非常に少ない。静かにブナ林を楽しむことができる。

●天気が良ければ、山頂から向白神岳、摩須賀岳などが一望できる。途中、急な登りが2カ所あるが、ロープと階段が設置されている。ただし、階段は踏み幅が狭く、歩きづらく感じた。

●中腹では、すくっと伸びたブナ林が広がっている。限界近くになると、風が強いために、樹高は低く、湾曲した幹や枝が多くなる。

←通称「クマの穴」。冬眠に最適?






↓クマのフンの上にシカの足跡

●山頂付近では、ゴゼンタチバナ、ハクサンシャクナゲが見頃だった。

●太夫峰は、あちこちで動物の気配を感じることができた。道標はことごとく、クマに囓られていた。なぜそのようなことをするのかはわかっていない。道標に使う樹種は関係ないようである。また、登山道上に何カ所もクマのフンがあった。