2016年7月2日 白神岳

 

●念願の白神岳。白神山地を象徴する山だ。6時30分青森市出発、白神岳を何度も登っているお二人に同行させてもらう。すでに空は厚い雲。9時10分登山口、ドキドキ。9時45分マテ山コースとの分岐点。ヒバとブナの混交林が続く。緩やかな登りで道もしっかりして歩きやすい、これは想定外。雨粒が落ちて来た、予想外に早い。10時25分最後の水場、雨が強くなってきた。水場を過ぎるとほぼブナの純林となる。風も出てきて、下山したい気持ちも。。もう少し、もう少しと歩き続ける。森を抜けて稜線に出たとたん、飛ばされそうな風雨、何とか前に進む。顔を上げたところに、必死に揺れるニッコウキスゲが目に飛び込んできた。思わず、おーーと叫んでしまった。イブキトラノオも咲いている。元気が湧いてきた。12時45分山頂。避難小屋で昼食をとり、1時20分下山。途中2回ほど小休憩を取っただけ、ひたすら下る。踏ん張りきれずに尻餅も、左ケツに青タンを作り1週間ほど残った。3時15分最後の水場、そして4時30分登山口着。行き3時間45分、帰り3時間5分でした。次はお天気の良い日に景色を楽しみながら登りたい。また行きたくなる山でした。

●不思議な出来事。3人の真ん中を歩いていた私は、稜線付近でチラリと振り返ると後ろの同行者の後ろに人が見えた。道を譲らなければと思い、再び後ろを見たらその人は消えていた。白装束で菅笠を被っていたように思う。後から考えても全く恐怖はない、むしろ心強さを感じた。